マダガスカル産水晶について
マダガスカル産の水晶の一つの特徴として、全体がピンク、オレンジがかっている物が多く産出されます。
これは、マダガスカルの土壌の影響による為と言われております。
マダガスカル島の土壌は、煉瓦などの原料に利用される、ラテライト(和名:紅土)と呼ばれる、針鉄鉱、ギブス石、ダイアスポアで構成された赤い土が多い為
その赤色に影響された、美しい水晶が産出するものと考えられます。
マダガスカルについて
マダガスカルは、多種多様の宝石・鉱物の宝庫といわれる、アフリカ大陸の南東に位置する島国。
ルビー、サファイア、エメラルドなどの宝石をはじめ、ムーンストーン、ガーネット、クォーツなども、トップクラスの高品質の石が採れることで知られる、まさに宝の島です。
マダガスカルのクリスタルは、ローズクォーツ、アメジスト、シトリン、クリアクォ−ツなどが採れ、その品質の高さから、近年マダガスカルクォーツと呼ばれるひとつのブランドにもなりつつあります。
今後まだ新しい鉱山や、新種の石が発見される可能性も高いため、宝石・鉱物業界では注目の産地のひとつです。